グリッター(ラメ)について

グリッター(ラメ)について

解説

【粒子が放つ眩しい輝き。視線を奪う「キラキラ」プリント】

版の網目(メッシュ)をあえて粗くし、光を反射するラメ粒子(グリッター)をたっぷりと混ぜ込んだ特殊なインクを刷り込む手法です。
乾燥させると、無数の粒子が光を乱反射して宝石のようにキラキラと輝き、見た目の豪華さはもちろん、表面はザラザラとした砂のような独特のテクスチャ(手触り)に仕上がります。

【なぜ「2版」で刷るのか?】

単にラメ入りのインクを1回刷るだけではありません。輝きを最大限に引き出すため、基本的には以下の「2版重ね刷り」を行っています。

  1. まず「通常カラーインク」で下地となる色をプリント(1版目)
  2. その上に「ラメを混ぜた透明インク」を重ねてプリント(2版目)

ラメ入りインクを単体で刷ると、どうしてもラメ粒子がインクの中に沈み込んでしまい、輝きが鈍くなってしまいます。透明インクで「上澄み」のようにラメを乗せることで、下地の色もくっきりと発色し、粒子の輝きも損なわない鮮烈な仕上がりになります。

【グリッター印刷のメリット】

  • 圧倒的なアイキャッチ効果

通常のカラープリントにはない「光の反射」があるため、ステージ衣装や夜間のイベント、ライブ会場など、照明が当たる場所で強烈な存在感を放ちます。

  • リッチな質感

インク層に厚みがあり、ザラッとした立体的な質感が生まれるため、グラマラスで高級感のあるデザインになります。

【知っておきたい注意点(素材と触感)】

  • 表面がザラザラする

粒子が表面に出ているため、サンドペーパーのようなザラつきがあります。肌の弱い方や、乳幼児が顔を擦り付ける可能性のある場所へのプリントは避けた方が無難です。

  • 油性インクが主流

水性のグリッターインクも存在しますが、油性に比べて輝きが鈍くなりやすく、インクが版の網目で詰まりやすいため、安定した連続印刷には不向きです。そのため、基本的には発色が良く光沢の強い「油性インク(プラスチゾル等)」を使用します。

【こんなグッズ作成におすすめ】

  • ライブ・イベント物販: アーティスト名やロゴを派手に目立たせたいTシャツ
  • クラスTシャツ・チームウェア: ゴールドやシルバーのラメで特別感を演出
  • ダンス衣装: 動きに合わせてキラキラと光る、ステージ映えするデザイン
この記事で疑問は解決しましたか?
  • 解決した (0)
  • 解決したがわかりにくかった (0)
  • 解決しなかった (0)

ページの先頭へ