シークイン転写について

シークイン転写について

解説

【ラメやフロッキーを自在に配置。ダンス衣装にも最適な「魅せる」特殊転写】

ホットメルト(熱接着)処理された特殊なシート素材(リールロール)を、専用の機械と抜型を使って点描画のように細かなパーツを配置し、生地に熱プレスして定着させる加工方法です。
インクによるプリントとは異なり、素材そのものを貼り付けるため、キラキラとした光沢や、ベルベットのような立体的な質感を表現できます。

【どんな表現ができる?】

単なる色付けではなく、「質感」をデザインできるのが最大の特徴です。
以下の素材を1つのデザインの中で最大12種類まで組み合わせて使用できるため、非常に豪華でインパクトのある仕上がりになります。

  • ラメ・グリッター: キラキラと光を反射する、派手で華やかな素材。
  • フロッキー: フェルトやベルベットのような、ふわふわとした手触りの素材。
  • ホログラム: 見る角度によって色が変わる光沢素材。

【シークイン転写のメリット】

  • 圧倒的なアイキャッチ効果

光り輝くラメや独特の質感は、遠目からでも目立ちます。ステージ映えするため、ダンスウェアやイベント衣装に最適です。

  • 複雑なマルチカラー表現

素材の大きさ・色の組み合わせを含めて最大12種類まで使い分けることができるため、キャラクターやロゴなど、色数の多いデザインも豪華に再現可能です。

  • 幅広い素材に対応

綿(コットン)やポリエステルなど、一般的な衣類素材であれば問題なく加工可能です。

【知っておきたい注意点(コストと生産性)】

  • 「パンチデータ」の作成が必要

刺繍を行う際と同様に、機械に素材を配置させる位置を指示するための専用データ(パンチデータ)を作成する必要があります。そのため、通常のプリントに比べて初期工程に専門的な技術を要します。

  • 中ロット以上向け

データ作成や抜型の準備が必要なため、1枚だけの製作には不向きです。ある程度まとまった数量(中ロット〜)を生産する場合に、コストパフォーマンスが良くなります。

均一なサイズのドット配置と、サイズの異なるドットを組み合わせた配置では、見え方に差が出るだけでなく、加工コストにも影響します。

【こんなグッズ作成におすすめ】

  • チーム衣装・ユニフォーム: ダンス、チアリーディング、フィギュアスケートなどの「見られる」スポーツウェア
  • キッズアパレル: 子供が喜ぶキラキラしたロゴやキャラクターデザイン
  • イベントグッズ: コンサートTシャツや、特別感を出したい限定アイテム
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